
クリアファイルのサイズ選びでつまずきやすいのは、「A4=210×297mm(用紙サイズ)」と「A4対応クリアファイルの外寸(製品サイズ)」が同じではない点です。
この記事では、よく使うサイズの目安(mm)を整理しつつ、用途別に“外しにくい選び方”を解説します。
最初に押さえるべき「用紙サイズ」と「クリアファイル外寸」の違い
クリアファイルは中身を入れるため、一般に用紙サイズより一回り大きい外寸になっています。つまり「A4対応」は“中にA4が入る”という意味で、外寸は別物です。
A4用紙とA4対応クリアファイルの代表的な寸法感
- A4用紙:210×297mm
- A4対応クリアファイル(目安):外寸がだいたい 220×310mm前後
この「+10?15mm程度の余白」があることで、A4用紙をスムーズに出し入れできます。
ただし、メーカーや形状(厚み付き・フタ付き・ポケット付きなど)で外寸は変わるため、購入時は外寸・内寸(有効サイズ)の両方を見るのが安全です。
クリアファイルサイズ一覧(よく使う規格と外寸目安)
サイズは「A判」「B判」などの規格で呼ばれることが多いです。ここでは、用途が多いサイズを外寸の目安(一般的な一例)としてまとめます。
定番サイズの外寸目安一覧

| 規格(入る用紙) |
用紙サイズ(mm) |
クリアファイル外寸の目安(mm) |
よくある用途 |
| A4対応 |
210×297 |
220×310 前後 |
会社・学校・配布資料の王道 |
| A5対応 |
148×210 |
158×220 前後 |
小冊子、持ち歩き用メモ |
| B5対応 |
182×257 |
192×267 前後 |
学校プリント、ノート類 |
| A3対応 |
297×420 |
310×440 前後 |
ポスター、図面、掲示物 |
| B4対応 |
257×364 |
270×380 前後 |
大きめ資料、設計図系 |
| A6対応 |
105×148 |
115×158 前後 |
ポストカード、小物整理 |
※外寸は商品により差が出ます。最終判断は商品仕様の「外寸」「内寸(有効サイズ)」で確認してください。
A4対応クリアファイルはなぜ外寸が大きい?(よくある誤解の解消)
A4対応の外寸が一回り大きいのは、主に次の理由です。
理由1:溶着(圧着)部分がある
クリアファイルは端が接着(圧着)されているため、外寸=そのまま入るサイズではありません。実際に中身が入る範囲(有効サイズ)は、端の加工分だけ少し小さくなります。
理由2:出し入れの“遊び”が必要

用紙サイズぴったりだと角が引っかかり、折れやすくなります。数mmの余白があることで、出し入れがスムーズになり、ストレスが減ります。
用途別|クリアファイルサイズの選び方(おすすめ目安)
サイズは「入れる物」だけでなく、「配り方・持ち運び・保管」の条件から逆算すると失敗しにくいです。
社内・学校の定番運用なら「A4対応」が基本
- おすすめ:A4対応
- 理由:配布資料・プリント・契約書など、A4が最も多いからです。
- 目安:A4が入るなら、まずA4対応を選ぶのが無難です。
持ち歩きやすさ重視なら「A5対応」「B5対応」
- おすすめ:A5対応(小冊子)/B5対応(学校プリント系)
- 理由:A4はバッグの中で角が折れやすく、混み合う場面では扱いづらいことがあります。
- 例:講座テキストがB5ならB5対応、配布する冊子がA5ならA5対応がスッキリします。
展示会・イベント配布は「A4対応」か「A5対応」を目的で選ぶ
- 配布物がA4なら:A4対応(そのまま入れて渡せる)
- “持ち帰りやすさ”を優先するなら:A5対応(バッグに収まりやすい)
配布のしやすさと持ち帰りやすさは両立しにくいため、来場者の動線(手提げ袋があるか等)で決めると納得感が出ます。
ポスター・図面・掲示物なら「A3対応」「B4対応」
- おすすめ:A3対応/B4対応
- 注意:大判は外寸が大きく、保管スペースや持ち運びが課題になりがちです。
- コツ:丸めずに持ち運びたいなら、最初から大判対応にしておくと折れが減ります。
同人・推し活(カードや小物)なら「A6対応」や変形サイズも視野
- おすすめ:A6対応(カード・ポストカード系)
- コツ:作品サイズが規格から少し外れる場合は、“内寸(有効サイズ)に余白があるか”を確認すると安心です。
郵送・封入をするなら「封筒に入るか」を先に確認

郵送で困るのは「入ると思ったら封筒が小さい」パターンです。ポイントは用紙ではなく“クリアファイル外寸”で考えることです。
封筒選びの考え方(安全な余白)
- 目安として、封筒の内寸はクリアファイル外寸より 縦横それぞれ10mm以上あると入れやすいです
- 角が当たると擦れ・折れの原因になるので、ギリギリは避けるのが無難です
郵送チェック用メモ(例)
| 送りたいもの |
先に測るべきもの |
判断のコツ |
| A4資料+A4対応クリアファイル |
クリアファイルの外寸(例:220×310前後) |
封筒内寸が外寸+余白を満たすか |
| 冊子(A5/B5)+対応クリアファイル |
冊子ではなく外寸 |
“入る”より“出し入れしやすい”が重要 |
| 大判(A3/B4) |
外寸+厚み |
厚みが増えると角が引っかかりやすい |
印刷するなら「サイズ」と一緒に“有効範囲”も考える
クリアファイル印刷で大事なのは、サイズ表記だけでなく「どこまで印刷できるか」です。
外寸・内寸・有効範囲の違い
- 外寸:製品の全体サイズ
- 内寸(有効サイズ):実際に中身が入る範囲(圧着部を除く)
- 有効範囲(印刷):印刷で安定して使える領域(端は余白推奨)
データ作成で失敗しにくい目安
- 端ギリギリの文字は避け、フチから5?10mm程度内側に重要要素を置く
- 口(開口部)や圧着ライン付近は影響を受けやすいので、ロゴや小さな文字を寄せすぎない
- 仕上がりにこだわる場合は、テンプレートや入稿ガイドに合わせて配置する
クリアファイルサイズをオーダー(別注)するときの決め方
既製サイズで合わないときは、オーダー(別注)で解決できます。ここでのコツは「中に入れる物の実寸」から決めることです。
別注サイズの決め方(基本手順)
- 入れる物の実寸を測る(幅×高さ×厚み)
- 出し入れ用に余白を足す(片側2?5mmなど、用途で調整)
- 口の形状(上開き/横開き)や、フタ・ポケットの有無を決める
- 必要なら角丸や切り欠きなどの使いやすさ加工を検討する
オーダー時のチェックリスト
| 項目 |
決める内容(例) |
| 基本寸法 |
外寸/内寸(有効サイズ)どちら基準で指定するか |
| 向き・口 |
縦型・横型、どこが開くか |
| 余白 |
出し入れ重視か、ピタッと収納重視か |
| 厚み |
中身が増えるならマチ付きや厚手を検討 |
| 使い勝手 |
指掛け(切り欠き)、角丸、フタの有無 |
| 運用条件 |
郵送する/店頭で並べる/長期保管する等 |
迷ったらこれだけ|サイズ選び3分フロー
最後に、決めきれないときの最短ルートです。
サイズ選びフロー
- 入れる物の規格を決める(A4 / B5 / A5 など)
- 次に運用を決める(配布?持ち歩き?郵送?保管?)
- 外寸で確認して、封入・持ち運びの条件に合うかチェック
- 既製で合わなければオーダーを検討
よくある選び間違い
- A4用紙サイズだけ見て、外寸が想定より大きくて封筒に入らない
- 配布物がA4なのに、持ち帰りやすさだけで小さいサイズを選び折れてしまう
- 印刷データを端まで詰めて、重要な文字がギリギリに見える
まとめ

クリアファイルのサイズは、「規格(中身)」→「外寸(製品)」→「用途(配布・郵送・保管)」の順で決めると失敗しにくいです。
- 迷ったら基本は A4対応(汎用性が高い)
- 持ち運び重視なら A5/B5 を検討
- 郵送は必ず 外寸で封筒に入るかを確認
- 既製で合わないなら オーダー(別注)は「実寸+余白」で考える
FAQ(よくある質問)
- Q1:A4対応クリアファイルの「サイズ」はA4と同じですか?
A:同じではありません。A4は用紙サイズ(210×297mm)で、A4対応クリアファイルは中に入れるため外寸が一回り大きいのが一般的です。
- Q2:外寸と内寸(有効サイズ)、どっちを重視すべきですか?
A:用途で変わります。入るかどうかは内寸(有効サイズ)を、封筒に入るか・棚に収まるかは外寸を重視すると判断しやすいです。
- Q3:郵送で失敗しないコツはありますか?
A:用紙サイズではなく、クリアファイル外寸で封筒内寸と照らし合わせることです。余白が少ないと角が擦れたり入れづらくなります。
- Q4:オーダーサイズにするとき、まず何を決めればいいですか?
A:まずは「入れる物の実寸(幅×高さ×厚み)」です。そのうえで出し入れ用の余白、口の向き、必要な加工(切り欠き・角丸など)を決めるとスムーズです。